人間関係において、私たちは日々さまざまな人々と接しています。顔を見ただけで元気をもらえる人がいる一方で、一緒にいると気持ちが落ち込んでしまったり、ひどく疲れてしまう人も存在します。このような、あなたのエネルギーを奪う人との関わり方について、本記事では詳しく解説していきます。
人間関係におけるエネルギーの循環
健全な人間関係は、ギブアンドテイクのバランスが重要なポイントとなります。基本的に、与えたり与えられたりしてお互いのエネルギーをうまく循環させることが、双方の幸せにつながります。
しかし、テイカーやエナジーヴァンパイアと呼ばれる、相手からエネルギーを与えてもらうだけ、奪うだけの人も少なからず存在しています。このような人々は、自らのエネルギーの量が不足していたり、エネルギーの循環が正常にできずにいて、あなたのエネルギーを利用して自らが生きるための生命エネルギーを確保しようとしていると考えることができます。
多くの場合、私たちは特にお互いにエネルギーを与え合うことができる人間関係を築くことを意識せずに、流れに身を任せて出会ってご縁がつながった相手と仲良くすることを優先させてしまいがちです。場合によっては、エネルギーを奪われていることを自覚していながらも、どうしても離れることができずに、半ば諦めモードで我慢しながら関係を続けていることもあるでしょう。
エネルギーを奪う人の三つの特徴
特徴一：相手をコントロールして支配しようとする
エネルギーを奪う人の多くは、相手の意見を真っ向から否定し、自分の意見を正論として論破しようとしてくることが少なくありません。相手のことを思ってなんとか助けたいと思う気持ちが強いように見えても、相手の望んでいない状況でも、自分の考えが正しいことを立証するために無理やりに善意を押し付けてくることも考えられます。
つまり、常に相手を見下し、自分がマウントを取って主従関係を作ろうとし、相手をコントロールして支配しようとするわけです。さらに、相手が失敗した時でも心配して状況を聞いてくるわけではなく、「どうしてできなかったの」「どうしてやらなかったの」と尋問するような否定の言葉で相手を責めることや、脅迫したり攻撃的な態度を見せて相手に恐怖心を与えることで自らのプライドを満たそうとすることも特徴的な部分です。
特徴二：相手のエネルギーを無駄に使っても気にしない
あなたのエネルギーを奪う人の多くは、自分は何でも欲しがるくせに、相手に与えることはしたくないといった、ある意味図々しいタイプであることがほとんどです。本当なら金銭のやり取りが発生するシチュエーションであっても、「友達なんだからタダでいいでしょ」といった感じで軽々しく頼みごとをする割に、反対に自分が与える場合は「友達でもお金の問題は別だからね」と平気で理不尽な言い分を通すことも考えられます。
また、相手のエネルギーを自分のために使うために極度に依存したり、執着・粘着するストーカータイプも多く存在しています。一方で、自己承認欲求が過度に強く、同情を買うために自分がどれだけ不幸であるかを悲劇のヒロインのようにアピールしながら永遠と悩みを聞かせることも特徴の一つです。最終的に何らかのアドバイスをもらったとしても全く実行しようとせず、問題は解決しないままで、相手の貴重な時間を奪ったことを気にするわけでもなく、自分はネガティブな思いを吐き出すことで安心しているケースも少なくないでしょう。
特徴三：相手にネガティブな感情を持たせようとする
あなたのエネルギーを奪う人は、困難な状況が起こった時にその原因を誰かのせいにしてしまい、自分は被害者であるように振る舞いながらも、陰では相手の悪口を言ったり批判していることが多いでしょう。また、「今の私が不幸なのはあなたが頑張らなかったから」といった感じで、相手に罪悪感を抱かせることでエネルギーを奪おうとします。
一方で、いつも表情が乏しく、疲れ果てた感じで何事に対しても無気力で、誰かが行動を起こす様子を傍観しているようなタイプもあなたのエネルギーを奪う可能性が高いでしょう。なぜなら、彼らは無気力で元気のない状態を見せることで、周りから「無理して頑張らなくても大丈夫」と心配されたり励まされることを期待しているからです。つまり、相手の「元気がなくて心配だから手助けしたい」という優しい気持ちを利用してエネルギーを奪おうとしているわけです。
エネルギーを奪われないための対処法
対処法一：相手のエネルギーに同調しないこと
エネルギーを奪われないためには、相手のエネルギーに同調せずに、「あなたはあなた、私は私」といった感じで、相手の感情と自分の感情に一線を引くことが大切です。また、相手の気持ちを理解はするけれど共感はしないこと、「あなたはそう思ったのね、でも私は違うよ」とはっきりと言葉にするのも効果的です。
ただ、一緒に悩んで苦しむことを強要される場合は、その言動が他人のエネルギーを奪っている状態であることをはっきりと指摘する必要性も出てくるかもしれません。その結果、反論してきたり泣きわめいてあなたを責めるようであれば、思い切って距離を取るか、場合によっては絶縁することをお勧めします。基本的にエネルギーを奪う人の特徴が見られる相手のそばには近寄らないことが賢明です。
対処法二：恐れを生み出すような物事・人に意識的に関わらないようにする
誰もがテイカーやエナジーヴァンパイアになってしまうきっかけとなるのは、心の奥底に潜む恐れが表面に湧き出してきたタイミングです。ただ、恐れの感情を誰かに向けて表現しようとしたとき、恐れを浄化させるために相手のエネルギーを奪っていることを理解しておくことが大切です。つまり、自らの心の中の恐れとどのように向き合い、どのように対処していくかを考えることが、すべての人間に求められる課題であると言えます。
自らの中の恐れを他人に向けるのではなく、自らの中で浄化させるためには、まずは恐れを生み出すような物事・人に関わらないことを認識する必要があるでしょう。さらに、壮大なるエネルギーが満ちあふれる大自然の息吹を感じることができる場所に身を置くこと、美しい芸術作品や感動する物語などに触れること、そして心が癒され穏やかな精神状態を維持するためにポジティブな波動を放つものに触れ、その波動を丁寧に味わいながらしっかりとつながることを意識してみましょう。さらに、波動が整った人、美しい言霊を携えた人と積極的に関わることも大切です。
新しい出会いのチャンスを信じて
もしかするとあなたは、相手が自分のエネルギーを奪う人だと分かっていても、今の関係性をなくしてしまうと「元々友達が少ない私の周りには誰も人がいなくなってしまうのでは」と心配してしまうかもしれません。
けれど、エネルギーを奪う人から離れることで、あなたの波動は軽くなり、楽しい気持ち、心地よい精神状態で毎日を過ごすことができるため、むしろ今のあなたにふさわしい人との出会いのチャンスが数多く訪れることでしょう。
人生の中で自らのエネルギーをうまく循環させながら毎日を穏やかに楽しみながら過ごすことが、高い波動で幸せな運気の流れを引き寄せることにつながります。今回ご紹介したエネルギーを奪う人の特徴と対処法をしっかりと理解し、あなたに本当に必要で大切な人をしっかりと見極めてください。やがて、恐れを生み出すような物事や人に触れることが少なくなったあなたは、ポジティブなエネルギーに満ち溢れ、強靭な肉体と魂を携えて、生命エネルギーをパワーアップすることができるようになるはずです。
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